火災が発生したら
- 1.知らせる(119番)
- 火災を発見したら、大きな声で周囲に知らせて速やかに119番通報をしましょう。
- 2.消す(初期消火)
- 万が一、火災が発生した場合は、消火器や水バケツを使用し、積極的に消火しましょう。
- 炎が自分の身長より高くなったり、煙が充満してくると消火器では消せません。
- ◎消火器の使い方をcheck!
- 3.逃げる(避難)
- 炎が広がったり、煙が充満する前に逃げましょう。
- 煙に一酸化炭素という有毒ガスが含まれていて、煙を吸うと体が動かなくなり、死亡に至る危険性があります。
- 逃げるときは、姿勢を低くしハンカチ等で口を覆い、できるだけ煙を吸わないようにしましょう。
避難の心得
- お さ な い
- → 避難するときに周りの人を押してしまうと転んで避難が遅れます
- は し ら な い
- → 走らず落ち着いて避難しましょう
- し ゃ べ ら な い
- → 喋ると煙を吸ったり、避難誘導の声が聞こえなくなります
- も ど ら な い
- → 大切なものを忘れたとしても絶対に戻ってはいけません
普段からの心得
日常から安全に避難できるルートを2つ以上確保しておきましょう。
消火器について
ご家庭でも普及が進んでいる消火器ですが、使い方に自信のない方も多いようです。
消火器は初期消火に極めて有効なものなので、火災被害の軽減につながります。
使用方法
1.安全ピンを上に引き抜く
→リング部を指で引き抜きましょう。
2.ホースを外し、火元に向ける
→ホースの先端部分(ノズル)を持ちましょう。
3.レバーを強く握る
→放射時間・距離は種類によって異なりますので、お持ちの消火器本体を確保しましょう。
使用上の注意
・火元にいきなり近づくのは危険です。
手前から徐々にホウキで掃くように近づいていきましょう。 ・近づく際は姿勢を低くし、炎や煙から身を守りましょう。 ・屋内で使用する際は避難する方向へ背を向けて消火しましょう。 ・屋外で使用する際は風上から使用しましょう。 ・消火薬剤は人体に無害なものが使われていますが、絶対に人に向けて放射しないでください。 ・目に入ったり大量に吸い込んだ場合は、医師に相談してください。 |
※ハロンを使用したエアゾール式簡易消火器具が販売されていますが、石油ストーブや天ぷら油火災等で消火できない場合がありますので、本体をご確認ください。
管理方法
・高温多湿の場所を避け、見やすい場所に設置しましょう。
・容易に転倒・落下しない場所に設置しましょう。 ・消火器の耐用年数は一般的に8~10年です。 (容器にサビや変形、破損がある場合、破裂する可能性があるので絶対に使用しないでくだ さい。専門業者に問い合わせて交換しましょう。) |
住宅用火災警報器
火災により発生する煙または熱をいち早く感知し、音や音声により警報を発して火災の発生を知らせてくれるのが住宅用火災警報器です。
近年、住宅火災での逃げ遅れによる死者が増加しており、それを防ぐのが目的です。
設置が必要な場所
住宅用火災警報器を設置する場所は、火災予防条例で定められた場所に取り付ける必要があります。
・寝室 ~ すべての寝室が対象です。部屋の天井または壁に設置しましょう。
・階段 ~ 寝室のある階段に設置しましょう。
住宅用火災警報器の取付位置
「天井」または「壁」に取付けます。取付ける際は、以下の点に注意しましょう。
◆天井に取付ける場合
壁または梁から0.6m以上離す。
エアコンの吹出し口や換気口からは1.5m以上離す。
◆壁に取付ける場合
天井から0.1~0.5m以内の高さに設置。
住宅用火災警報器の手入れについて
キッチンなどに設置すると、油などの汚れが付着します。水洗いすると故障の原因になるので、食器洗剤など中性洗剤を浸して十分絞った布で軽く拭き取りましょう。
ベンジンやシンナーなどの有機洗剤は絶対に使用しないでください。
◆作動確認を行ないましょう
機種によって引きひもを引くタイプとボタンを押すタイプ、またはどちらもないタイプがあります。いずれも月1回程度作動確認をしましょう。どちらもないタイプは、実際に線香などで煙を吹きかけ確認してみましょう。
◆故障かも…
作動確認をしても警報が鳴らない場合は、電池の寿命などが考えられます。電池を新しいものに交換または電池接続部を確認してください。
電池を新しいものに交換しても作動しない場合には、故障も考えられますので、販売店またはメーカーにご相談ください。
火災ではないのに「ピッ」と短い音が一定間隔で警報が鳴る場合は、電池切れの注意音なので、電池を新しいものに交換して下さい。
電池を交換しても鳴り続ける場合は、故障が考えられますので、新しいものに取り換えてください。
タバコの煙、調理時の湯気やほこりなどでも警報が鳴る場合もありますが、これらの場合数分間で停止します。
その他、頻繁に警報が鳴ったり、取付位置を変更しても鳴る場合は故障が考えられますので、販売店またはメーカーにご相談ください。
◆交換時期について
自動試験機能の付いていないタイプは、本体に表示されている交換期限を確認し、交換期限がきたら本体ごと交換して下さい。
自動試験付のタイプは、本体に表示されている交換時期または、異常警報が出たときに本体ごと交換してください。