救命講習会(随時:個人又は団体)
講習会内容
1.普通救命講習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(再講習)
2.上級救命講習(再講習)
3.救命入門コース
4.応急手当指導員講習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(再講習)
5.応急手当普及員講習Ⅰ・Ⅱ(再講習)
問合先
松前消防署 救急通信係 0139-42-2119
福島消防署 救急通信係 0139-47-2119
知内消防署 救急通信係 01392-5-5064
木古内消防署 救急通信係 01392-5-2058
※ 講習の詳細や申込みに関することは、開催する消防署へ問い合わせ願います。
※ 担当者の指示により【申請書】を提出願います。
救命講習の必要性
救える命を救うためには応急手当が重要です。特に呼吸や心臓が止まった方に行う心肺蘇生法は実施するかしないかで、救命率を大きく左右します。
人間の脳は呼吸が止まってから4~6分で低酸素による不可逆的な状態になってしまいます。2分以内に心肺蘇生が開始された場合の救命率は90%程度ですが、4分では50%、5分では25%程度と、時間経過に比例して低くなります。救急隊到着までの間に現場に居合わせた人による心肺蘇生が行われるかがとても重要となります。
また、心肺蘇生法以外にも止血法や気道異物の除去等の応急手当ても講習で学ぶことが出来ますので、是非受講して下さい。
救急車の呼び方
119番通報をすると、通信員が救急車の出動に必要な事を順番にお伺いします。通報を受けた段階で通信員とは別の救急隊員が既に出動準備を開始しているので、通報が終わらないと出動出来ないわけではありません。ですので、あわてずに最後まで答えて下さい。
また、携帯電話で119番通報すると渡島西部管内(松前町、福島町、知内町、木古内町)からは、まず福島消防署に繋がります。その後、各町の消防署に転送するので、必ず町名を伝えてください。
- (1)救急であることを伝える
- 119番通報したら、まず「救急です」と伝えて下さい。
- (2)救急車で来てほしい場所を伝える
- 住所や世帯主名、場合によっては近くの主要な建物等、目標物になるものを伝えて下さい。
- (携帯電話で通報される場合は町名から伝えて下さい。)
- (3)具合の悪い方の年齢を伝える
- 生年月日や年齢を伝えて下さい。わからない場合はおおよそでかまわないので伝えて下さい。
- (4)具合が悪い方の症状を伝える
- 最初に、誰が、どのようにして、どうなったと簡潔に伝えて下さい。
- また、わかる範囲で意識、呼吸の有無などを伝えて下さい。持病や掛かり付け病院などもわかる範囲で伝えて下さい。
- (5)通報者の名前と連絡先を伝える
- あなたのお名前と119番通報後も連絡可能な電話番号を伝えて下さい。場所が不明な時などに問い合わせることがあります。
※救急車を要請した場合、具合が悪い方の保険証や、普段飲んでいる薬(お薬手帳)などを用意
していただければその後の搬送がスムーズになります。
また、救急車の音が聞こえたら、可能な範囲で誘導をお願いします。
こういう場合はためらわず救急車を要請して下さい
救急活動について知って欲しいこと
救急車が現場に着いてから出発するまでに時間が掛かっていると感じたことはありませんか。では、救急隊員はこの時に何をしているのでしょう。
- (1)傷病者と接触
- バイタルサイン(意識レベル、血圧、脈拍、呼吸、体温)の測定。
- 体の様子などを観察し緊急性・専門性等を判断。
- (2)状況聴取
- 氏名・住所・生年月日。具合が悪くなった経緯や持病の確認。
- (3)搬送する病院を選定・受入れ確認
- (1)・(2)の情報を基に病院を選定し受入れ確認。
- ◎(1)・(2)の情報を基に病院側は治療を出来るかどうかや、受入れの可否を判断し治
療に必要な資器材の準備やスタッフ招集も行います。
- ◎このことから、応急処置は勿論のこと、しっかりと観察し正確な情報を病院に伝える必要
があります。
- (4)搬送開始
- 搬送途中も傷病者の観察(意識レベル、血圧、脈拍、呼吸、心電図、体温)や応急処置等を行いながら搬送先病院へ向かいます。
※(1)から(3)を行い病院へ搬送します。そのため、観察、処置等の時間短縮や技術向上を目指して救急隊員は日々訓練を重ねていますが、バイタルサインの測定は最終的に傷病者がスムーズに治療を完了するための重要な第一歩と考えています。
また、受入れ側の病院も当番日を決めて傷病者の対応を行っています。当番日以外の日はスタッフが不足し受入れできない場合もあります。そのため、掛かり付けの病院へ搬送するのが困難な場合もあります。
皆様のご理解とご協力をお願い致します。
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当番病院のお問い合わせ
(1)救急医療情報センター TEL 0120-20-8699 / TEL 011-221-8699
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救急車の適正利用についてお願い
救急車は、事故による大けがの人や緊急に病院へ行く必要がある人などを搬送するものです。最近では、症状に緊急性がなくても、「交通手段がない」「今日入院する予定だから、病院に行きたい」などの理由で利用する人もいます。
救急車や救急医療は限りがあります。いざという時の皆さん自身の安心のために、救急車の適正利用にご協力をお願いします。